おっさんを経営分析してみた…危機を乗り越える2つのツール

おっさんを経営分析してみた…危機を乗り越える2つのツール

2015年9月20日

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世の中のおっさんを取り巻く環境は激変しています。国内工場の閉鎖や事業所の移転、リストラや熟年離婚の増加、ケータイのガラパゴス化……。

今、おっさんにある危機

 

おっさんの一人として、今後どうしていくべきか。今は安定しているとしても、じっくり考えてみるのも悪くないと思います。

というか、47ossanは安定してないので考えないとヤバいです。危機感ですよ。こんな毎日ではアカンなと。今みたいでは早く呆けてしまうし、それどころかその前に路頭に迷うのも確実やなと。

 

そんなときには閃くものですね。なぜかSWOT(スウォット)という言葉がよみがえったんです。まだおっさんではなかったころ、経営幹部でもないのにその経営分析用語を聞きかじって、余計な贅肉として蓄えていたんですね。まさかこんなときに思い出すとは当時思ってもみなかったです。

 

で、本来会社の強みと弱みを把握するためのツールらしいですけど、いまの自分に適用してみたらどうやろと。この際、会社か人間かは関係ない。自分だっておっさんを経営しているんやからねー。

 

というわけで、

Strengths : 自分の今の強み
Weaknesses : 自分の今の弱み
Opportunities : 市場にある新たな機会
Threats : 脅威

SWOTというのは、それらの頭文字をとったものになります。
それを図にします。

 

 

SWOTMetrix-w
……
断念。

 

 

もう一度チャレンジしてみた

一夜明けて、めんどくさいけど気を取り直して書き出してみました。挫折しても立ち上がれるニッポンになれ!

 

SWOTマトリクス

 

SWOTマトリクス例
※適当な47ossan仕様です。重要だなと思う要因(2-3個)に絞るといいかもしれません。

 

ただ、これだけでは現状確認にすぎず、たいして役に立ちません。
そこで各項目をかけ合わせて、労働市場におけるおっさんのこれからを見つけましょう。

 

SWOTダイアグラム

 

一般的には、弱年層ほど労働市場も大きく、年齢が高くなるほど従来の転職市場での評価はぐっと低くなります。そうした状況だけをとらえていても、次の行動にはつながりません。

また、たとえおっさんに栄光の過去があったとしても、社会や市場のあり方が急激に変貌している現在、これまでの経験(スキルと職種)にこだわっていては通用しないことも増えていくばかりです。

そこで、次のような表にしてみます。

SWOTdiagram2,
※あくまでも適当な47ossan仕様の例です

 

自分の強みと外部要因の機会をかけあわせたものは、今後積極的に伸ばしていくものになります。強みなんだけれど外部環境の脅威にさらされているものは、多角化するか、どう防衛するかを検討します。

また、上のチャート(SWOTマトリクス)には書いていませんが、親世代の高齢化(介護の可能性)等も出てくるでしょう。そんななかで、従来の型通りの労働市場にあえてアプローチするのは、気が進みません。というか、書類選考で雇用側に断られる可能性大。というわけで縮小・撤退。

自分の強みと機会が重なるものを考えていきます。

まとめ

SWOTマトリクスの各項目は人によってそれぞれ捉え方があると思います。さらにSWOTダイアグラムになると、多種多様な選択肢が考えられます。

人によってはまったく逆の結論になることもあるかもしれません。だからいいのだと47ossanは思います。みんなと同じことをやっていればいい時代は終わったのですから。

いずれにしても、自分はどうするかまで考えるのが肝かなと。SWOTダイアグラムまで落としこむことで、行動や決断があぶり出されます。

 

本来は会社の事業機会を見つけるためのツールかもしれませんが、こうやって見てみると、個人でも有用ではないでしょうか。47ossanもOUTPUTしながら、あらためて気づくものがありました。参考にしていただければ幸いです。